沿線案内 | モジュール | 車 両 |
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本線案内 | 試 作 駅 | 本 線(1500V)用 |
旭山線案内 | 本 線 | 本 線( 600V)用 |
番号区分 | 旭 山 線 | 旭山線( 600V)用 |
下河原(しもがわら)電気軌道は、国鉄N本線追分(おいわけ)駅から分岐する10kmほどの路線を20分かけてのんびりと走る鉄道で、地元では「しもでん」と呼ばれ親しまれています。
追分駅を出た電車は、隣り町(下河原町)との境界付近、天神下(てんじんした)停留所に停まります。ここは天神様に至る参道を横切る形で線路が敷設されています。全路線のほぼ中央に位置する富本町(とみもとちょう)駅は、下河原電気軌道唯一の交換可能駅で、下河原電気軌道の本社家屋や町役場など下河原町の中心施設があるのもここです。ここから中河原(なかがわら)貨物駅に伸びる砂利採取のための支線が出ていて多磨川(たまがわ)で採取した砂利を積み込みます。
次に停まるのは上河原温泉入口(かみがわらおんせんぐち)停留所で、名前の如く秘湯上河原温泉郷へはさらに5kmほど歩かなくてはいけません。終点が豊橋(ゆたかばし)です。本来は1面1線で事足りるのですが、将来の田口(たのくち)方面への路線延長を見越して2面2線分の用地が確保されています。
下河原電気軌道は開業時には非電化で下河原砂利鉄道と称していました。その後、電化されましたがDC600Vでポール集電でした。 現在ではDC1500Vに昇圧され、パンタグラフによる集電となっています。
旭山線は元は旭山電気軌道の系列会社で旭山市街電車と称していましたが、戦後下河原電気軌道が買収し旭山線と改称されました。地元では旧来の名称である「市街電車」と呼んでいます。(註:旭山電気軌道は「郊外電車」と呼ばれています)
国鉄N本線追分駅前(おいわけえきまえ)から旭山電気軌道の旭山四条(あさひやましじょう)駅横の同名の停留所を経て、本線とは逆に旭山市の中心部を通り、富本町(とみもとちょう)駅前の国道を挟んだ向い側の終着停留所、下河原(しもがわら)に至る10kmほどの路線です。
旭山市内の旭山四条(あさひやましじょう)から東新町(ひがししんまち)までの約6kmは併用軌道となっていてます。また、追分駅前(おいわけえきまえ)から旭山四条(あさひやましじょう)までの間は、旭山電気軌道と路線を共用しています。この区間は、旭山線は1372mm、旭山電気軌道は1067mmなので、全国的にも珍しいデュアルゲージの併用軌道となっています。
下河原電気軌道の番号は以下のような規則で付与されています。
非電化およびDC600V時代 | 本線 | 旭山線 | |||
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機 関 車 | 1〜 | 機 関 車 | 10〜 | 鉄軌直通 | 500〜 |
電 車 | 20〜 | 小型電車 | 100〜 | 単 車 | 550〜 |
客 車 | 50〜 | 大型電車 | 200〜 | ボギー車 | 600〜 |
貨 車 | 70〜 | 連 接 車 | 650〜 |
まだ建設用地の確保ができないころ、本棚に入るサイズで試作した下河原電気軌道と国鉄の接続駅のモジュールです。一部未完成ですが、テストショットのつもりだったので多分完成はしないと思います。
国鉄N本線と半島鉄道プロジェクトに組み込むため、新規に製作を開始したモジュールで、第1期工事は追分−富本町・中河原間、第2期工事は富本町−豊橋間となっています。
国鉄N本線追分駅の構内の一部に下河原電気軌道のホームと車庫があり、国鉄とはY線を経て貨車の授受を行います。この駅は旭山市の中心駅で、半島鉄道との分岐駅でもあります。また、駅前から発車する旭山電気軌道(路面電車)との貨物の授受も行われています。
全体が下り勾配になっており、ほぼ中央に停留所が出来ます。完成時には大きな鳥居が存在するはずで、この鳥居をくぐって石段を登りつめると停留所名の由来となった、岩屋天満宮があるのですが、残念ながら御社はモジュールの外にあります。
全体が大きな曲線で構成されている交換可能な駅で、中河原貨物駅への支線が伸びています。下河原町の中心地で、町役場などの公共施設が集中し、駅本屋は下河原電気軌道の本社家屋も兼用しています。この駅はタブレット交換を行うために、ホーム位置の制約などから右側通行となっています。
旅客は扱わず専ら貨物専用で、多磨川で採取された砂利をこの駅で積み込みます。2フィートのナベトロが運んできた砂利は一度、構内の砂利ホッパーに貯えられ1日に2度、貨車に積みこまれ半島鉄道の築港町まで運ばれます。
未だ設計段階です。
未だ設計段階です。
未だ設計段階です。
昇圧にともないポール集電からパンタグラフ集電へ変更した後の車両は、日本型N(通称Nゲージ=1/150:9mm)で模型化しています。
国鉄EB10と同形機ですが、この機関車は自社発注です。現在では予備機的存在で、本線上を走行する姿はめったに見られません。
青梅電気鉄道から譲渡された当社の主力機関車で、同形機に国鉄ED36があります。車体色はバーミリオンオレンジなのですが、いつも薄汚れているので地元ではサビ色などと言われています。
上田の丸窓電車!などとはけっして呼ばないでください。れっきとした自社発注の車両です。ポール集電からパンタグラフ集電に変更した時に就役したのですが、寄る年波には勝てず、現在は予備車扱いです。しかし、年に一回の天神大祭の時にはその姿を我々の前に見せてくれます。
デハ100の1両では列車設定に余裕が持てず、また故障時の代替機が存在しないので、本形式が増備されました。車体はデハ100より小振りとなっています。
デハ100の置換用として日本車両に発注した車両で、初の大型車です。
デハ200と同時に、増結用として発注された制御車です。
非電化の下河原砂利鉄道時代が電化された直後の下河原電気軌道はHOスケールで模型化しています。全ての動力車にDCCデコーダを搭載しています。
元を正せば北炭の15号機、あるいは「流山のサドルタンク」と言ったほうが馴染み深いかもしれません。流山鉄道で廃車されたあと、下河原電軌の前身である下河原砂利鉄道が開業とともに、16号機共々譲渡してもらったものの内1両が、この1号機関車です。
模型はプレスアイゼンバーンの「流山のサドルタンク」のキットにエコーモデルの私鉄用ナンバープレートを付けたものです。当初
走りが悪く、主台枠前部に補重することで調子よく走るようになりました。
オート3輪と衝突し大破した、2号機関車(元北炭16号機)の代替機として、国鉄の6200形を譲り受けたものです。1号機関車より性能が良いので、富本町−中河原貨物駅間が電化されるまでは、専らこの3号機関車が主に運用を担っていました。
模型は乗工社の「なりひらのねるそん64号機」のキットのキャブ後部をばっさりカットしました。ランボード上のディテールを残すのみとなっていますが、なかなか完成しません。
下河原砂利鉄道画の電化時にデハ1と共に発注されました。前後非対称の凸型電機で駆動はロッド式となっています。
模型はBEMO社のTe2/2(ロッド式機関車)の下回りに、プラ板の上回りを組み合わせる予定です。
目黒蒲田電鉄のモハ1と同形の電車ですが、当社では2本ポール仕様となっています。この電車は下河原砂利鉄道が電化され下河原電気軌道と社名を変更した時に東急車両に発注したものです。併用軌道区間を走行するため、前後には大きな排障器を装備しています。
模型は乗工社の「東横モハ1」キットです。製作当初は4本ポール仕様でしたが、あまりにも重たい雰囲気になってしまったので、現在の姿に改造しました。
何処かの単車の払い下げで、電装解除して付随車となっています。朝夕はデハ20に増結され、追分駅と豊橋駅では電車による機回しを見ることができます。
模型は20年以上も前に作ったペーパー製のトロリー単車をレストアしました。カワイの台車を穿いていますが、当時はこれに入る小型モータの入手が難しく動力化を挫折した懐かしい車両です。1/80モデルを整理したときにも何となく手放せずにしまっておいたものです。
旭山線用車両は、路面電車愛好家と共に運転会をするためにゲージを16.5mmにしました。勿論全車DCC仕様です。1/80モデルとは決別したのですが、部品の調達等を考えて復活しました。但し1372mm÷80≒16.5mmとなりますので、いわゆる16番ではなく、あくまでも1/80スケール(Jスケール)モデルです。
500番代の電車は鉄軌直通用の電車で、デハ500形は2両あり、併用軌道用に開閉式のステップを備えています。模型はMODEMOの江ノ電600形の改造で、裾を面一になるようにカットし、前照灯を屋根上から腰板に移動しています。
550番代の電車は軌道線専用単車で、デハ550形は旭山市街電車から引き継いだ単車です。5両在籍していましたが、現在残っているのはこの1両のみで、専ら事業用に使用されています。模型はMODEMOの江ノ電600形の中間をカットし、だるまやのブリル動力を使いました。
600番代の電車は軌道線専用ボギー車で、デハ600形は東京市電4100形の払い下げです。2両ありましたが1両は後述のデハ625形625号に改造されたいます。模型はカツミの東京市電4100形で、オークションで購入後、レストア中です。
デハ610形は東京都電6000形の払い下げで2両在籍します。模型はMODEMOの東京都電6000形で、塗装変更を行っただけです。
デハ620形は東京都電7000形の払い下げで2両在籍します。模型はMODEMOの東京都電7000形で、塗装変更を施しただけです。
デハ625形625号はデハ600形602号の更新改造車で、改造の際に車体を延長しデハ620形と同様の車体になりました。模型はMODEMOの函館市電1000形(旧東京都電7000形)で、ウィンドウシルを追加しました。
デハ630形は自社発注の電車で6両在籍し、旭山線の主力となっています。模型はMODEMOの土佐電600形で、ウィンドウシルを追加し、前照灯を屋根上から腰板に移動しています。
デハ650形651号は試験的に導入された連接車です。形態的にはデハ630を踏襲していますが、ウィンドウシルが無くすっきりとしています。模型はMODEMOの土佐電600形2両の後部をそれぞれカットし連接構造にしています。